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2025年05月14日実績紹介

化粧品パッケージ制作事例
~お客様のビジュアルイメージを具現化するお手伝い~


化粧品業界では、商品の魅力を最大限に引き出すために、パッケージにも高いデザイン性と品質が求められます。
今回は、化粧品メーカー様のパッケージ制作に携わった事例をご紹介いたします。
色・質感にこだわった用紙を用いることで、商品の世界観を表現するとともに多数のアイテムを有する商品へのパッケージの使い勝手の良さも叶えることに成功いたしました。

お客様のお悩み

高価格帯の定番商品のリニューアルをお考えで、当初お客様のデザイナー様は、鉱物のような質感の紙を探しておられました。
候補として、金属のような輝きを放つある用紙の使用をお考えでしたが、その用紙が製造中止となり入手困難な状況に陥ってしまいました。

当社からの提案

今案件の商品は「定番商品」ということもあり、先ずは用紙の安定的な入手が必須と考えました。
そこで当社は用紙メーカー様の協力を仰ぎ、商品の世界観に合う色・質感を兼ね備えたオリジナルの用紙を制作するという提案を行いました。
様々な種類の用紙を検討する中、安定的に入手可能な用紙に対して別注色のメタリックカラーを印刷することで、お客様のイメージに近い風合いを実現した用紙の制作に成功しました。

当社の工夫

1色味の再現

元々お客様のデザイナー様が候補とされていました用紙は、「紙をすく段階で色を混ぜ込んだ方法」で製造されている用紙でしたので、当社の提案のような「用紙の表面に印刷することで色を表現する方法」とでは、紙の持つ色の成り立ちが大きく異なりました。
そこで当社は、印刷によってお客様のイメージされる色・質感を表現するため、色の濃度のパターン違いをいくつか試作し、お客様ともコミュニケーションを密に取りながら、細かな修正を繰り返すことで、ご満足いただける色調に仕上げることができました。

2加工のクオリティ追求

パッケージの製造工程において、箔押し加工が綺麗に仕上がらないという問題が発生しました。
通常よりも高い圧力をかけるなど、様々な条件を試しながら最適な仕上がりを模索し、最終的にはお客様のご要望に沿った、立体感のある美しい箔押しを実現することができました。

まとめ

「用紙の制作」という当社の提案に、当初お客様も少なからず不安を抱かれていたと思います。
しかし、お客様の仕上がりイメージを共有させて頂きながら用紙づくりを進行していくことで、用紙の色・質感・表面加工の仕上がりなど細部にこだわった、高級感ある化粧箱を具現化することができました。

また、既製品ではなくオリジナル用紙のご用意でしたので、中に入れる商品に合った最適な厚さを自由度高くお選びいただけることに繋がり、単品用のパッケージとセット商品用のパッケージとで異なる厚さの紙を使い分けるなど、柔軟な対応が可能になった点もお客様にご好評頂けました。


当社は、より良い商品づくりに妥協いたしません。
お客様のイメージを具現化するため、素材作りの段階からでもお気軽にご相談ください。
今後も、お客様のニーズに真摯に向き合って参ります。

 

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